不動産全般

建物の瑕疵保険(10年保証)は引き継げる?

こんにちは!沖縄県豊見城市で「安心できる中古住宅購入とリノベーション」の専門店をしている、リノベナビゲーターのガクシです。

前回は資金計画を立てよう①というお話でした。
今回は建物の瑕疵保険(10年保証)は引き継げる?というお話です。

建築や不動産業界に勤めている方には当たり前の話ですが、新築で家を建てた場合、「瑕疵(かし)保険」という家の保証が10年間がつきます。

これは、建物の柱や基礎といった「構造体力上主要な部分」と外壁や屋根などの「雨水の侵入を防止する部分」

=「建物の大事な部分」に対する保証です。
(キッチンやトイレなどの設備は対象外です。)

新築の建物を建築および販売する事業者(建築会社や不動産会社)が
必ず加入しなければなりません。

この保険ですが、10年以内に建物を売却する場合、残存年数の分だけ、買い手に保証を引き継げる場合があります。

例えば引渡しから3年後に何らかの理由で売却するコトとなった場合、7年分の保証を買主が引き継ぐコトができます。

ただし、保険を引き継ぐ場合には、建築または販売した事業者の許可が必要になります。

事業者によって、断られるケースもありますが、これまでの当社の実績では約6割は保険の引き継ぎができました。

不動産会社の営業マンの中には引き継ぎができるコトを知らない方もいたりしますので、築10年以内の中古住宅を購入する予定がある方は、念の為、不動産会社に確認してみて下さい。

なお、瑕疵保険が引き継げない場合でも、新たに瑕疵保険に加入するコトもできます。(「既存住宅売買瑕疵保険」という名前の保険です。)

中古住宅購入にあたって、建物のコンディションが不安という方は加入をご検討下さい。

その場合、保険会社と提携している建築士などが建物点検を行い、条件をクリアすれば加入できます。

というわけで、本日も年中夢求で