皆さんこんにちは!沖縄県豊見城市で「安心できる中古住宅購入とリノベーションの専門店」をしている、リノベナビゲーターのガクシです!
前回は「事務所の本棚DIYなう!part2」というお話でした。
今回は、「沖縄でインスペクション RC住宅(鉄筋コンクリート造)がシロアリ被害!?」というお話をお届けします!
先日、インスペクションさせて頂いた鉄筋コンクリート造の住宅。
畳の下の点検口から床下を覗いてみると「蟻道」がありました。
※蟻道とは、シロアリが、移動するために作った道のコトです。
見ずらいので、拡大するとこんな感じ↓↓
蟻道がある=シロアリがいる可能性が高い
ということです。
鉄筋コンクリート造の住宅でも、床組を支える大引きや根太は木材でできているため、湿気の多い場所などではシロアリの被害が発生します。
実際、蟻道があった辺りの外周部分(基礎立ち上がりや犬走り)を見てみると排水が悪く、コケが発生していました↓↓
鉄筋コンクリート造の場合には、柱や梁など主要構造物が鉄筋コンクリートでできているため、建物の致命的なダメージには至りませんが、床組がシロアリの食害に遭うと、床がきしんだり、たるんだり、場合によっては床が落ちるコトもあります。
インスペクション(住宅診断)後、お客様へ床下に蟻道がある旨説明をしたところ、少し驚かれている様子でした。
シロアリ発生の原因の1つとして考えられるのは、「排水の流れの悪さ」です。
お客様へお話を伺ったところ、
「元々、1階の裏側は庭だったが、増築して住居部分を拡大した」そうで。
そのため、排水の流れが悪く、調査を行った時も犬走りが濡れている状態でした。
なので、お客様へは、シロアリ駆除と排水管および外周の清掃、外周に置いてある観葉植物の鉢の移動のアドバイスをさせて頂きました。
たとえ、シロアリを駆除したとしても根本的な原因が解決できていないと、またシロアリが寄ってきてしまいますからね。
インスペクションは、劣化事象の確認が主な目的で、劣化発生の原因特定までは求められていませんが、できるかぎり現地調査から推測される原因をお客様へお伝えするようにしています。
まだまだ、未熟者ではありますが、安心して中古住宅を購入できるように五感をフルに使って現地調査に臨んでいます。
というわけで、じゅうをもっとじゆうに♪